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【第60回カンヌ国際映画祭】やった!日本の『殯(もがり)の森』グランプリ獲得!松本人志は賞逃す

河瀬直美監督 関連

第60回カンヌ国際映画祭の受賞結果が現地時間27日に発表され、河瀬直美監督『殯(もがり)の森』が、最高賞「パルム・ドール」の次点に当たるグランプリを受賞した。

プレゼンターの仏女優キャロル・ブーケから記念碑と賞状を受け取った河瀬監督は、「映画を作り続けて来て良かった」と語り、高々と賞状を掲げた。

河瀬監督はちょうど10年前の、同映画祭50回の時に、映画『萌の朱雀』でカメラ・ドール賞(新人監督賞)を受賞しており、同映画祭二度目の栄冠となる。「でも10年前は思いも寄らない受賞だったんですけど、今回は日本唯一のコンペ作品ということで私の映画に対する期待も高まっており、朝から逃げ出したい気持ちでいっぱいだったんです(苦笑)。

しかも、もっと最初の方に(名前を)呼ばれると思っていたんですけど、残すはグランプリか? パルム・ドールか? という状況になって、何かの間違いじゃないかと思いました」。 そう語る一方で、あと一歩のところでパルム・ドールに届かなかった悔しさもチラリ。「残念だという思いもありますが、(パルム・ドールは)自分にとって、次のステップに出来る賞だと思ってます」と早くも、次回のカンヌ映画祭への野望を語っていた。

なお、カメラ・ドール賞の対象となっていた『大日本人』の松本人志監督と、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八監督は、受賞を逃した。 その他の賞は以下の通り。

【パルム・ドール】
『4か月、3週間と2日』
(クリスティアン・ムンジウ監督)

【60回記念賞】
ガス・ヴァン・サント監督
(『パラノイド・パーク』)

【最優秀脚本賞】
ファティ・アキン
(『エッジ・オブ・ヘブン』)

【最優秀監督賞】
ジュリアン・シュナーベル
(『潜水服と蝶』)

【最優秀男優賞】
コンスタンチン・ラウロネンコ
(『バニッシュメント』)

【最優秀女優賞】
チョン・ドヨン
(『シークレット・サンシャイン』)

【審査員賞】
『ペリセポリス」
(マルジャン・サトラピ&ヴァンサン・パロノー)

【カメラ・ドール】
批評家週間
『メドゥーゾット』
(エトガール・クレット&シーラ・ゲフィン)

「パイレーツ」のオーランドに直撃インタビュー!「おてんばな女の子はクール!」



25日、の世界公開を目前に、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』で海賊の血を引くウィル・ターナーを演じたオーランド・ブルームが、キャスト、スタッフらとともに来日を果たした。ジャック・スパロウことジョニー・デップとともに、前日のジャパンプレミアでは30分以上に渡ってファンサービスをしたオーリーが、青年から大人の男へ……シリーズ最終章では大きな変身を遂げるウィル・ターナーについて語った。

前日のジャパン・プレミアの興奮がいまだ冷めない様子のオーランドは、「日本のファンの素晴らしい歓迎振りにおどろいたよ!」とうれしそうな表情。「昨日のために日本語を練習していてよかった!」と日本のファンのために、こっそり覚えたという日本語をうまく話せたことにほっとしていた。

前2作から、さらにたくましく、男らしくなったウィル・ターナーについて、オーランドは「ウィルが強くなっていったのは、エリザベスへの愛が彼の中で以前にも増して大きくなったからだと思う。逆境を乗り越えながら、彼女とともに戦っていくうちに、男らしさが生まれてきたんじゃないかな」と語った。

役へのアプローチも当然、変わっていったそう。「パート2で、彼にはなかった感情が生まれたよね? それは自分の父親に出会ってしまい、彼を救い出そうとする感情。海賊にはさほど興味がなかったウィルが、自分の中にある海賊の血を感じていく……。そこを一番に出すようにしたよ」

本作では、エリザベスのアクションシーンも多く、よりパワフルになった彼女が印象的だったが、オーランドはそんな彼女のキャラクターが大好きらしい。「映画の中でも、彼女の強さにウィルが惹(ひ)かれていくけど、彼女ってクールだと思わない? ああいうおてんばな女の子って好きなんだ。キーラ自身もとてもすてきな女優さんだし、剣の腕は本当にファンタスティックなんだよ! 」

シリーズ3作でのウィル・ターナー役を通して、オーランドが海賊から学んだことを教えてくれた。それは「自分に正直であり続けることの大切さ。とても簡単なようだけど、人はなかなか正直でいられない。ジャックやウィル、エリザベス。自由奔放な海賊たちを観て、“自分に正直であり続ける”という楽しさを感じてほしいな」

7月からは、ロンドンの劇場で久しぶりに舞台に立つ。「ジャックやウィルに会えなくなるのは寂しいけど、新しいことにどんどん挑戦していきたい」と語った俳優オーランド・ブルームには、映画同様、真っ直ぐに帆を張って、前へ前へと前進していってもらいたい。

やはり北野は凄かった! 何とも不思議でおかしな笑撃バラエティ『監督・ばんざい!』



『その男、凶暴につき』('89)に始まり『HANA-BI』('98)、『座頭市』('03)ではそれぞれヴェネチア国際映画祭の金獅子賞と監督賞を受賞した北野武監督。“世界のキタノの最新作!”というだけで日本人、いや世界中の人々が興味を抱くということはもう説明無用だろう。新作ごとに注目を浴び、衝撃を与え続けてきた彼が、監督13作目となる本作『監督・ばんざい!』で見せたものは──衝撃というよりも笑撃のバラエティ・ムービーだった。( この映画のフォトギャラリーはこちら )

「暴力映画は二度と撮らない!」と宣言をしてしまった映画監督キタノ・タケシがギャング映画以外の作品に挑戦するという物語で幕を開け、ホラー、ラブストーリー、時代劇、SF…次々とエピソードが展開。いつの間にかキタノ・ワールドに迷い込んでしまう…。

今回は映画人・北野武と芸人・ビートたけしが混ざり合うことで、これまでにない毛色の映画に仕上がっている。また、VFX嫌いの監督が本作で初めてVFXに挑戦したというのも、ファンにとっては新しい体験となるはずだ。

岸本加世子、大杉漣、寺島進という北野組の常連たちの熟練された演技に加え、江守徹が胡散臭い政財界の大物を、鈴木杏が詐欺師の娘役を演じている点も大注目(ほかにも吉行和子、内田有紀、木村佳乃など多彩なキャストが登場)。特にこれまで優等生役のイメージの強かった鈴木杏はかなりのハジケ役で、意味不明のアヒルのガー君を片手に監督直伝のズッコケを披露し、いい意味でかなりショッキング! …という感じで、一言で“どんな映画”と言うのが難しい、何とも不思議でおかしな映画なのである。ただ言えるのは「やはり、北野武は凄い!」ということのみ。

松ちゃん「大日本人」カンヌに800人来場



監督週間部門に招待されたダウンタウン松本人志監督(43)の初監督作品「大日本人」(6月2日公開)が19日深夜(日本時間20日)上映され、「反響があれば次もやりたい」と早くも映画第2弾の製作に意欲を見せた。この日行われた公式上映には超満員となる約800人が来場。随所で笑いが起こるなど地元客の反応も良く、同監督は「温かく迎えられ、仕掛け通りの笑いもあった」と上機嫌だった。
構想から5年越しで完成した処女作の封切りを前に、松本監督が早くも第2弾への意欲をのぞかせた。同監督はこの日、映画の上映前後に取材に応じ、同じお笑い界出身で今回カンヌに招待されている北野武監督(60)について語った。
「僕は武さんをリスペクトしてますし、それだけに負けたくない気持ちはもちろんある」と切り出し「日本の笑いはレベルが高いと思ってるし、野球やアニメもいいけど、お笑いの映画を増やしたい。これに触発されて、僕の下(の世代)からも(お笑い映画を作る人が)出てきて欲しい」。その上で「元々人を楽しませようということから始まってますから。今度はこんなんしたいと多少思う部分もあります」と、次回作を撮影する意向を持っていることを明かした。
今後の映画とテレビのバランスについても「今は何とも言えない」と明言は避けたが「持ち上げられたら調子乗るし、反響にもよりますけど、もっとやっていきたい。これに浮かれず、またさらに(面白い作品を作りたい)…」と前向きに語った。
世界のひのき舞台で最高の幕開けを飾ったことが大きな自信につながった。この日行われた上映には、午後10時開始という遅い時間にもかかわらず、会場には1時間前から行列ができ、超満員となる約800人が殺到。上映中には随所で笑いが起こるなど、日本での封切りを前にカンヌで認められた格好となった。
舞台あいさつでは「誰もが見たことのない、一生忘れられない映画になると思います。フランスの新しい大統領も気に入ってくれるんじゃないかな」とジョークを飛ばす場面も。上映中は「こんなにドキドキ緊張して映画を見たのは生まれて初めて。笑う余裕がなかった」。だが、会場から盛大な拍手が送られると、席から立ち上がり恥ずかしそうに何度も頭を下げた。
20日午後(日本時間20日深夜)には、外国メディア向けの試写会も行われ、約100人の報道陣が詰めかけた。松本監督は「笑いの(理解)レベルを5段階だとすると、今回の作品は下から2段階くらい。誰もが分かりやすい笑いを心掛けたつもり」。さらに、北野監督について聞かれると「もちろん、勝ちたいと思っている。ただ、何をもって勝ちなのか、その基準については言いたくない」と話した。

ニコラス・ケイジ、アル・カポネにふんする




MTVが伝えたところによると、ニコラス・ケイジが『アンタッチャブル』の前日譚映画『ジ・アンタッチャブル:カポネ・ライジング』(原題)でアル・カポネ役を演じるそうだ。ケイジがふんするのは、オリジナル版でロバート・デ・ニーロが演じたカポネより若い年齢の設定で、映画はシガゴ・ギャングのボスであるカポネが台頭していく過程を中心に描いていく。監督はケイジと『スネーク・アイズ』でコンビを組んだブライアン・デ・パルマがあたり、撮影は10月から開始される予定だ。

シュワ知事ターミネーター第4弾出演辞退



映画「ターミネーター」の第4弾に、カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事が主演しないことが発表された。核戦争後の未来が舞台となる以外の内容は極秘で、今後最低3作品が製作される。当初は同作に意欲的だった知事だが、欧州でのロケを決めたジョナサン・モストウ監督とカリフォルニア州での撮影を熱望したことで対立。「カリフォルニアで撮影しないなら出演しない」と辞退したという。09年夏公開の予定。同シリーズは、全世界で10億ドル(約1200億円)を超える興行収入を記録している。

「シュレック3」公開前に「4」の監督が決定か!?


人気アニメシリーズ最新作「シュレック3」が5月18日に全米公開されるが(日本公開は6月30日)、既に次回作「シュレック4」の監督としてマイク・ミッチェルと交渉中であると、米ハリウッド・レポーター紙が報じた。

マイク・ミッチェルはディズニー製のファミリー映画「スカイ・ハイ」(05)、ベン・アフレック主演「恋のクリスマス大作戦」(04・日本未公開)といったコメディ路線の作品を手掛けてきたが、アニメーションも、「シュレック」のようなメガヒットシリーズの監督も初めて。ドリームワークス・アニメーションにとってドル箱シリーズの「シュレック」は、「2」公開時から「4」が製作されることは伝えられていたが、同社のジェフリー・カッツェンバーグCEOが、「『シュレック3』は、『スパイダーマン3』や『パイレーツ3』にも勝てる」と余裕の発言をしているだけに、「4」の動きも前倒しで進んでいる様子だ。

「スパイダーマン3」が爆発的なスタートを切ったばかりで、追随する「シュレック3」がどんな成績を記録するか、今から注目だ。「シュレック4」は2010年に公開予定で、その後にはシリーズの人気キャラクター、長靴をはいた猫を主人公にしたスピンオフの企画も控えている。

『スパイダーマン3』が史上最短で興収30億円を突破!続編こそがヒットの秘訣?



公開前から、ワールド・プレミアの開催や世界最速公開など、いろいろな意味で(映画業界内でも)話題となっていた『スパイダーマン3』が史上最短で興行収入30億円を突破するという記録を打ち立てた。

5月1日(火)から6日(日)までの6日間での動員数は累計で2,578,255人。興行収入は3,187,565,250円。2002年に公開されたシリーズ第1作『スパイダーマン』と比較すると、(初日から6日間成績対比で)動員215.6%(1,195,373人)、興行収入185.9%(1,714,762,400円)、2004年の『スパイダーマン2』の同対比で動員209.5%(1,230,645人)、興行収入194.8%(1,636,637,900円)となり、シリーズ中でも最高の成績を上げることはほぼ確実だ。

これまで続編というと、“前作比70%”が相場と言われていたが、ドリームワークスの大黒柱『シュレック』シリーズや、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなど、ここ数年は前作を上回るヒットを記録する続編が続発している。ちなみに、この2タイトルも、共にシリーズ3作目となる『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』、『シュレック3』が今夏、公開を控えている。果たしてこの3作目たちは2作目以上のヒットになるだろうか?

今後も『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』、『オーシャンズ13』などの大作の続編が控えているし、昨年大ヒットを記録した『ダ・ヴィンチ・コード』については、同名原作の前日譚である「天使と悪魔」の映画化が決定している。『シン・シティ』の続編も製作中だし、『X-メン』シリーズのウルヴァリンを主人公にした、いわゆるスピンオフの製作の噂もちらほら。これら続編たちの動向も気になるところ。

加えてこの秋には、2005年に大ヒットした日本映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の続編にあたる『ALWAYS 続・三丁目の夕日』も公開を控えている。『NANA』シリーズのこともあるし(2作目は1作目ほどヒットしなかったが)、確実に“続編”の波は日本映画界にも押し寄せている。

オリジナル脚本が少なくなったと言われて久しいハリウッドだが、その響きにかつてのようなガッカリ感はない。今後も全米ボックスオフィス、そして日本映画業界を賑わす“続編&スピンオフ”の動きには要注目だ。

『スパイダーマン3』が『パイレーツ』を超え世界中で断トツ1位!



世界最速公開を日本で果たした『スパイダーマン3』。5月1日の動員数だけでも44万人、興行収入4.4億円をたたきだし、歴代の火曜日(祝日)初日に作られた記録の4倍以上を記録するという好スタートを切った。また、初日からの6日間の興行収入は、シリーズ最高となった。

“アメコミヒーロー”ものはヒットしないという日本映画業界の定説もなんのその。スパイダーマンは日本人には、単なる“アメコミヒーロー”としては、映っていないということだろう。

日本に引き続き、5月4日からは全米で公開され、公開週末3日間、歴代最多4252スクリーンで1億4800万円を稼ぎ、それまで1位だった『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』の1億3560億円を超えて歴代1位の座についた。

また、アメリカだけでなく、そのほかの海外(北米を除く)で、この6日間で稼ぎ出した金額は、2億2700万ドルで『ダ・ヴィンチ・コード』が保持していた歴代海外公開週末記録も塗り替えた。

ほくほくのソニー・ピクチャーズCEOのマイケル・リントンは「映画業界と市場全体にとってすばらしいサマー・シーズンの幕開け」とコメント。この夏は『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』や、スピルバーグの新作『トランスフォーマー』も公開され、世界中の映画産業が活気づく。市場の景気にも貢献しそうだ。

「スパイダーマン3」に40万人 シリーズ最高100億円見えた



米映画の人気シリーズ最新作「スパイダーマン3」(サム・ライミ監督)が1日、全世界に先駆けて日本で封切られた。

前2作の興収が計140億円と、米国に次ぐ成績を記録していることから、日本で最速公開。今作には映画史上最高額の製作費、3億ドル(約357億円)が投じられており、日本での公開規模もシリーズを追うごとに494→696→824スクリーンと拡大。

この日は映画の日ということもあり、平日にもかかわらず東京・有楽町の日劇PLEXの初回上映には、開場前に500人を超える観客が長蛇の列を作った。

配給元のソニー・ピクチャーズは、この日だけで40万人の動員を目算。さらに2日はレディース・デー、3日から4連休に入ることから1週目で動員250万人、興収30億円を見込んでおり「100億円の興行収入は視野に入った」と、「1」の75億円、「2」の65億円を大幅に上回るシリーズ最高成績に強気だ。21年ぶりに邦画が洋画の興収を上回った昨年、100億円を突破したのは「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」の2作のみだった。