タランティーノ&ロドリゲスの2本立て映画、非英語圏では別売りに
クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督による2本立て映画「グラインドハウス」が、非英語圏では2部作に分割されることが明らかになった。「グラインドハウス」は、タランティーノ監督のスラッシャー映画「デス・プルーフ」と、ロドリゲス監督のゾンビ映画「プラネット・テラー」という2つの中編映画を2本立てで公開するというコンセプトのもとに製作された。しかし、バラエティ誌によると配給を手がけるワインスタイン・カンパニーは、海外マーケットに対しては配給権を別売りすることを決定したという。それぞれ映像が追加されるというが、金儲けの策であることは明白で、さすが商売上手のワインスタイン兄弟(カンパニー設立者)というところか。なお米・英などの英語圏では、従来の企画通りに2本立てとして公開される。
フォレスト・ウィテカーの主演作、ウガンダで公開
英国アカデミー賞で主演男優賞を受賞し、オスカーにもノミネートされている『ラストキング・オブ・スコットランド』のフォレスト・ウィテカーが、本作の舞台となったウガンダでのプレミアに参加した。本作は1971年のウガンダを舞台に、独裁者であったアミン大統領とスコットランド人の若き医者の関係を描くドラマで、アフリカ公開を前に、北米・欧州で大きな反響を呼んでいる。ウガンダの観客は2月末の公開を心待ちにしているようだが、地元メディアは本作を大きく取り上げておらず、ガーディアン・オン・ラインによると、ウガンダ政府系の新聞「ザ・ニュー・ヴィジョン」の編集者は「アフリカの物語をハリウッド式に取り扱っている。西洋人の観客のために作られたもの」と冷めた意見を語っているよう。[2月17日 ウガンダ]
『ラストキング・オブ・スコットランド』は3月10日より全国公開。
『ラストキング・オブ・スコットランド』オフィシャルサイトhttp://movies.foxjapan.com/lastking/
“燃えるガイコツ男”がアメリカで爆発的大ヒットのきざし
ニコラス・ケイジ主演のエンターテインメント巨編『ゴーストライダー』が業界全体が興業不振にあえぐハリウッドにひとすじの光をもたらした。
2月16日に全米で公開された本作は、週末の興行収入が首位だったのをはじめ、本年度のオープニング作ナンバーワン、ニコラス・ケイジ作品オープニングナンバーワンと輝かしい結果に輝いたのだ。
『ゴーストライダー』はマーベル・コミックの人気キャラクターを実写化したアクション娯楽大作。コミックの人気キャラクターを実写化する映画は『スパイダーマン』以降、意外に大ヒット作品がなく、この『ゴーストライダー』はひさびさのニューヒーロー誕生となった。
そのヒーロー像「燃えるガイコツ男」の文字どおり、燃えるガイコツが悪と闘うのだ。日本ではあまりなじみのないキャラだが、ニコラス・ケイジが演じることでこのキャラに妙なおもしろさが加わり、カッコイイだけではなく、笑えるキャラに仕上がっているのだ。ピーター・フォンダが悪魔役でカッコよく登場したり“オヤジ俳優”らが大活躍する一方で、意外にヘナチョコのイケメン3人軍団の悪魔やエヴァ・メンデスのお色気もアリのお楽しみ満載の映画だ。日本では、3月3日に公開される。
『ゴーストライダー』は3月3日より、日比谷スカラ座ほか全国東宝洋画系にて公開。
オフィシャルサイト
http://www.sonypictures.jp/movies/ghostrider/
鬼才ポール・バーホーベン監督、7年ぶりの来日「ブラックブック」
「ロボコップ」「トータル・リコール」「氷の微笑」「スターシップ・トゥルーパーズ」といったハリウッド大作で知られるポール・バーホーベン監督が、新作「ブラックブック」のPRのため7年ぶりに来日。2月14日、東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルにて来日記者会見を開いた。
過激なエロスとバイオレンス、そして痛烈なブラックユーモアで80年代後半から90年代にかけてのハリウッドを牽引してきたバーホーベン監督の新作は、第2次大戦下のオランダを舞台に美しい女性歌手の復讐を描くサスペンス。約23年ぶりとなる祖国オランダでの映画製作について監督は、「私がいた頃に比べて、製作本数も増えて、産業自体も格段に良くなったと言える。製作者の視点で言わせてもらうと、スタッフの質はハリウッドのそれに匹敵する」とオランダ映画界の成長に満足の様子。だが、批評家たちについては「相変わらず“退廃的かつ表面的、そして変態だ”と批判していたよ」とチクリ。
また、この新作でハリウッド時代に失いかけたバーホーベン監督特有の残虐性を取り戻したのでは?との質問には「全くその通り(笑)。前作『インビジブル』(原題:Hollow Man)製作時は、タイトルにもあるように“虚ろ(=Hollow)”な状態で、スタジオの奴隷になっていたように思う。そこで、自分の魂を救うために何かを作らねばと思い、作ったのがこの『ブラックブック』なんだよ」と笑顔で答えていた。会見当日はバレンタイン・デーということで、特製「ブラックブック」チョコレートが監督に贈られた。3月24日ロードショー。
【第79回アカデミー賞】ヘレン・ミレン、英国批評家協会から女優賞を受賞
『クィーン』でエリザベス女王を演じ高い評価を受けているヘレン・ミレンが、英国映画批評家協会から2007年の英国女優賞を受賞した。ミレンはすでにこの役でゴールデン・グローブ賞を獲得しており、25日に行われる米国アカデミー賞でも主演女優賞受賞への期待が高まっている。
【第79回アカデミー賞】クリント・イーストウッド、アメリカ映画協会から人道賞を受賞
クリント・イーストウッドが、アメリカ映画協会から初の「ヒューマニタリアン・アワード」を受賞することになった。この賞は映画を通じた人道的な活動をたたえるもので、アメリカ映画協会のダン・グリックマン会長は、イーストウッドを「数十年にわたる映画制作において『善良さ』の見本となってきた」と語っている。イーストウッドは第二次世界大戦のアメリカ軍と日本軍の激戦を両軍の視点から描いた2作品『父親たちの星条旗』と『硫黄島からの手紙』が話題を呼び、『硫黄島からの手紙』ではアカデミー賞の4部門でノミネートを受けている。グリックマン会長は「これらの作品は、人間の物語を語る映画の真の力を表現している」と、イーストウッドの功績に賛辞を贈っている。
イシュトバン・サボー監督の新境地「華麗なる恋の舞台で」
「メフィスト」「コンフィデンス/信頼」「太陽の雫」といった重厚なタッチの作風で知られるハンガリーの巨匠イシュトバン・サボー監督が、今までの作風とは異なるタッチで舞台女優のコミカルな復讐と再生を描いた「華麗なる恋の舞台で」。公開に先立ち、来日したサボー監督に話を聞いた。
サボー監督といえば、歴史やイデオロギーについて言及した作品が有名だが、今回はモーム原作による小粋なコメディ作品。新たなジャンルに挑んだ心を聞いてみると「まず最初に、私は今までコメディというものをやったことがありません。で、プロデューサーに勧められてモームの小説を読んでみたのですが、“エルンスト・ルビッチに撮ってもらいたいな”と思ったんです。彼のスタイルがこの作品と合うと思ったからです。ですが、彼はもうこの世にいないので、自分でやってみることにしました。正直、出来るかどうか分からなかったのですが、“責任は取らないよ”とプロデューサーに約束して、自由にやらせてもらいました(笑)」
また、スター女優でありながら自らの立場に飽きている主人公ジュリアにアネット・ベニングを選んだ理由を聞いてみると、「この映画において舞台というのはとても重要なファクターです。ですから、偉大な映画女優でありながら、舞台経験がある人が必要だったのです。600~700人という大勢の人数の前で説得力のある演技を出来る女優で、映画スターでもある女優はそうそういません。アネット・ベニングはそんな数少ない女優の中の1人でした」と絶賛。ベニングは監督の期待に応えて、この作品でゴールデングローブの主演女優賞を受賞した。「華麗なる恋の舞台で」は10日より、Bunkamuraル・シネマにほかにてロードショー。
「インディ・ジョーンズ4」の全米公開日が決定!
パラマウントは、「インディ・ジョーンズ4」の全米公開日を08年5月22日と発表した。クランクインは今年6月で、正式タイトルはまだ不明。なお、同日にはウォシャウスキー兄弟による日本製アニメ「マッハGoGoGo」の実写映画化「スピードレーサー」(原題)の全米封切りが決まっており、直接対決を避けるため、今後どちらかが公開日を変更することも予想される。
『ナイト ミュージアム』、イギリスの大手映画館チェーンが上映中止
イギリスで840スクリーン以上を持つ大手映画館チェーンのオデオンが、12月26日に封切られたベン・スティラー主演の『ナイト ミュージアム』の上映を急遽中止した。これは、4月2日にイギリスで同映画のDVDを20世紀フォックスが発売することに対する抗議だという。通常、DVDのリリースは上映から4か月以降というのが業界の暗黙の了解だったが、4月の発売は、封切りからわずか100日でのリリースとなり、それでは観客を動員できないと映画館側は抗議しているようだ。20世紀フォックスは、「当社のDVDの発売は封切りから平均で5か月であり、今後もこれを尊重していく予定だが、この作品については季節柄、リリースを早めることにした」とコメントしている。
『ナイト ミュージアム』は3月17日より日比谷スカラ座ほかにて公開。
『ナイト ミュージアム』オフィシャルサイト
http://movies.foxjapan.com/nightmuseum/
シエナ・ミラー、新作のプレミアに出席
シエナ・ミラーが『ファクトリー・ガール』(原題)のニューヨーク・プレミアに出席し、その心境を語った。1960年代のポップ・アイコンであるイーディ・セジウィックを演じているミラーは、プレミアにビンテージもののドレスを着て登場、本作に対する批評には恐怖を感じる、とコメントした。一方で、「イーディの家族がこの映画を見て気にいってくれたし、彼女の夫も、(作中のミラーが)イーディに似ていると言ってくれたから、彼らが満足ならそれでいいって思ったわ」と語った。本作は、セジウィックと関係があったと噂されるミュージシャンのボブ・ディランから、「セジウィックの死は自分に責任があるように描かれている」として公開中止を求められていたが、監督のジョージ・ヒッケンルーパーは「ディランの反応は気にしていない」とコメントした。
エロティックなカルト作品「バーバレラ」のリメイク企画が進行中
“ハンニバル”シリーズ最新作「ハンニバル・ライジング」(ピーター・ウェーバー監督/07年GW日本公開)を完成させた有名プロデューサーのディノ・デ・ラウレンティスが、「バーバレラ」のリメイクに意欲を示した。ラウレンティスが68年に製作を手がけたSF映画「バーバレラ」は、ジェーン・フォンダのセクシーなコスチュームやエロティックな拷問シーンで今でもカルト的人気を誇るが、ラウレンティスは愛とセックスと冒険を取り入れたニュー・バージョンのシナリオを現在準備中だという。主演、監督についてはまだ不明。「バーバレラ」のリメイクに関しては、かつてドリュー・バリモアが企画していたことで知られている。
バーバレラは、1968年に映画化された。 この映画は、オープニングの無重力状態でのストリップで有名である。 バーバレラは、エロチックSF映画のひとつであり、オルガスマトロン(Orgasmatron)と名づけられた性的拷問装置の登場が特筆に価する。 この映画は全体として、おふざけの雰囲気でまとめられている-特に性的な場面は、頻繁ではあるがあからさまなものではない。(SF映画には必須の)特殊効果は、安っぽくバレバレのものだが、その映画全体の安普請でわざとらしい雰囲気は、狙いであろうと思われる。
この作品は、英語版とフランス語版が同時に作られた。主演でバーバレラ役のジェーン・フォンダはフランス語版でも吹き替えを使わなかった。英語版では、暴君役のペレンバーグは、DVDでの解説によるとフェレナ・フィールディング(Fenella Fielding)が吹き替えを行っているが、異説として、ヨアン・グリーンウッド(Joan Greenwood)が吹き替えを行ったというものもある。ピング教授役のマルセル・マルソー(Marcel Marceau)も吹き替えである。
製作者のディノ・デ・ラウレンティスは、1980年に、『フラッシュ・ゴードン(Flash Gordon)』によってこの分野のSF映画に戻ってきた(ただし、エロティシズムの要素は抜けている)。
ドリュー・バリモアは「バーバレラ」の権利を取得しており、リメイクを計画しているという。うわさの出所はシネスケープ(Cinescape)のウェブサイトで、2005年5月にリンジー・ローハンが主演として契約したと主張している。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィル・スミス、良い父親の条件は?
ウィル・スミスが、サンタ・バーバラ国際映画祭で「現代の巨匠」アワードを受賞した。スミスは新作『幸せのちから』で実の息子と共演、シングル・ファーザーを演じ、アカデミー賞の主演男優賞にもノミネートされている。ガーディアン・オンラインによると、スミスは受賞に際し「良い父親に必要なものは?」と聞かれ、「忍耐と思いやり、そして関わりあうこと」とコメント。息子との共演作が多くの観客に支持されていることを喜んだ。