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ミリオンダラー・ベイビー(Million Dollar Baby)/2004アカデミー賞作品賞

ミリオンダラー・ベイビー(Million Dollar Baby)/2004アカデミー賞作品賞

『ミリオンダラー・ベイビー』(Million Dollar Baby)は、2004年のアメリカ映画。製作会社はワーナー・ブラザーズで、監督・製作・主演はクリント・イーストウッド。2000年に発表されたF・X・トゥール(本名:ジェリー・ボイド)の短編集『Rope Burns:Stories From the Corner』を元にポール・ハギスが脚本を担当。第77回アカデミー賞 作品賞受賞作品。PG-12指定作品。

実の娘に絶縁され、罪悪感と共に生きる初老のトレーナーが、貧しい生活から抜け出そうとするボクサー志望の女性と出会い、女子プロボクシングの世界でチャンピオンになるという夢を共に目指す模様を描くボクシングドラマ映画。

公開当時75歳であったイーストウッドによる25番目の監督作品である本作品は、3000万ドルの低予算と37日という短い撮影期間で製作されながら、2003年公開の『ミスティック・リバー』に続き作品の完成度の高さと従来のハリウッド映画との異質性を高く評価され全米だけでも1億ドルの興行収入を記録した。さらに、第77回アカデミー賞において、マーティン・スコセッシ監督の『アビエイター』との「巨匠対決」を制し作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞の主要4部門を独占したのを始め、多数の映画賞を受賞した。

しかし、これほどの成功を収めた作品でありながら、尊厳死という、極めて慎重に議論が重ねられている題材を映画の結末部分に用い、加えて前半部分が、『ロッキー』を連想させるサクセスストーリーであったため、必ずしも万人が賞賛を送ったわけではなく、宗教や政治思想によっては強い反発を招き、各方面で抗議行動や論争が起こったという点でも大きな話題を提供した。